全日本男子バレー初の外国人監督「サトウジャパン」が始動、垣間見えた嬉しい変化とは

 

実戦を想定した無駄のない練習

対人パスの開始時間までに体が温まるよう、アップは個人のペースに任せられている。選手の話によればスパイク練習なども、すべて実戦を想定した形で、たとえばクイックを打つミドルブロッカーとパイプ(センターからのバックアタック)を打つ後衛のウィングスパイカーの練習は1セット。どちらも「自分にトスが上がるつもりで全力で助走に入れ」と言われたそうだ。今までそうしてこなかったことにも驚いたが、ここで過去のことを蒸し返すのは時間の無駄なので省く。とにかく合理化された練習は、時間は短いものの中身は濃いとのこと。ふと、JTサンダーズを率いたパルシン・ゲンナジー監督の就任時を思い出した。パルシン監督の練習も無駄がなく、合理的だった。何より居残り練習をしていた選手が「なぜ合同練習ですべての力を出さないのか」と叱られたエピソードには当時、とても驚いた。長い練習が美徳だと教えられてきた選手にとって、監督の言葉は新鮮だっただろう。セイコー 腕時計

待ち望んだ外国人代表監督セイコー 時計

わたしはずっと外国人の代表監督就任を待ち望んできた。もちろん、外国人が率いれば何もかもがうまく行き、全日本男子が即座に強くなるという幻想は抱いていない。ただ、海外で指揮を執った経験のある監督が就任することで、選手たちは自分が今までやってきた方法とは違う、新しい発見に出会えるのではないか。違う文化、違う環境で育った人からこそ学べるものがある。そういった刺激を、若いうちにたくさん受けてほしいと思う。それにより何かを感じ、何かに疑問を持つことが重要なのだ。強くなるかどうかはそのあとの話である。seiko 腕時計

サトウ監督の強化方法に、おそらく今まで何も考えず、ただただ言われた練習をこなしてきた選手は戸惑うかもしれない。脱落する選手も現れるだろう。しかし、そうやって厳しい生存競争を勝ち残った選手だけが袖を通せるのが、代表チームのユニホームではないか。代表チームが、あるべき、まっとうな姿に戻っただけのことだ。

WLで清水邦広のポジションに入るのは誰か?



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